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   蓮群 雄莢 がお贈りする日々の徒然日記。                 僕が目撃した笑撃の瞬間を共有しようと始めた個人ブログサイトです。  
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こんばんは。
僕............今日とっても衝撃的な現場を目撃しました。


 

□□□□□□



「寒い.......」
びゅぅぅと吹き抜けた冷たい風に僕は思わず呟きました。
早く事務所に行ってT嬢が淹れて下さる温かい紅茶を飲みたいなぁ。
そんな事を考えつつ僕は道玄坂を足早に歩いていました。
あともう少しで事務所に、という所で「うなぁ〜ん」という鳴き声が聴こえました。
..........猫でしょうか?
気になった僕は事務所とは反対側にある道に足を進めました。
そして更に奥まった所にある細い路地をそーっと覗き込みました。
すると、そこに確かに猫は居ました。
かなり大きい猫です。
この辺りのボス猫ですかねぇ?と一瞬逃避してしまいました。
いやだってね........裏路地に猫がいる、これは当たり前ですから驚きませんよね?
その猫が段ボール箱に乗っているのも普通ですよね。
野良猫が飼い猫よりも大きくってどっしりしてるのも都会のゴミ事情を鑑みれば当然。
しかしですね、その猫の前に正座してる人間が居るのは僕、許容できませんでした。
そして事もあろうに猫に向かって語りかけているなんて...........
よくよく聞いてみればその内容に涙を誘われます。
「実は上司が横暴で鬼畜で血も涙も無いんです」
「うにゃー(それで)」
「この間は虫の居所が悪かったらしく1つのミスから減給されました」
「うにゃうにゃ(それはヒドイ)」
「他にも色々あって私だけ労災が効かなかったり............」


「................................................................................................」


えーっと.............会話、出来てるんでしょうか?
それはそれで不憫な気が..................
流石の僕も何も掛ける言葉が浮かびませんでした。
10分ほどムービーを撮影した僕は温かい事務所へと向かう事にしました。
だって猫の前にあったのは「本まぐろ」でしたから(遠い目)
あ、そうそう。実はたまたまその現場ででお逢いした絵描きさんがこの光景に
甚く心を振るわされたとその場でイラストを描いて下さいました。
ブログ掲載の許可まで下さるというとても素敵な方でした。
その時の様子を余す事なく伝えて下さっているこの素敵な絵を皆さんもご堪能下さい。







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