蓮群 雄莢 がお贈りする日々の徒然日記。 僕が目撃した笑撃の瞬間を共有しようと始めた個人ブログサイトです。
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こんばんは。朝夕めっきり涼しくなりましたね。
食欲の秋とはよく言ったもので色んなモノが美味しい時期ですよね。
同僚のとある方は実りの秋だと大変喜んでおられます。
□□□□□□
「.....一体、どうなさったんですか?」
思わずそう聞いてしまった僕を、誰も咎めはしないと思います。
その日、僕は少し早めに事務所に着きました。
最後の講義を行うはずの教授がお休みだったので休講になったからです。
友人からカラオケにでも行かないか? と誘われたのですが、先日の調査の
資料がまとめ終わっていなかったのでバイトを優先させたのです。
これでは同僚のT嬢に僕まで仕事バカの烙印を押されてしまうかもしれません。
そんな事を考えながら辿り着いた事務所の扉を開けました。
「おはようございまーす」
挨拶をしながら奥に進めば誰もいらっしゃいませんでした。
おや?
上司はいつもの如く所長室にお篭りでしょう、疑う余地もありません。
そしてT嬢はまだ学校だとして、R氏はどうされたんでしょうか?
もしや先日の調査データをまとめる為に資料室に篭っておられるのでしょうか?
どこか腑に落ちない物を感じながらも僕は荷物を置きパソコンを立ち上げると
給湯室へと向かいました。
本当はT嬢が淹れてくださる紅茶の方が美味しいのですが、いらっしゃるまでまだ
1時間以上ありますから自分で淹れるより他ありません。
ついでに上司やR氏の分も淹れてご挨拶だけでもしておきましょう。
まずは上司へ。
軽くノックをし紅茶を机の脇に置き「おはようございます」ととだけ。
上司は「どうも」と言っただけで視線は本に固定されたままでした。
これはいつも通りなので特に問題はありません。
むしろ反応があっただけでも良い方でしょう。
そして今度はR氏がいらっしゃるであろう資料室へ足を向けました。
コンコンとノックをし扉に手を掛けました。
「Rさん、おはようございます。紅茶いかがで....」
僕は言い掛けた言葉を途中で失いました。
開いた...否、開いてしまった扉の先にはR氏がいらっしゃいました。
いらっしゃいましたが......
とりあえず落着こうと僕は目の前の人を分析します。
椅子に座りパソコンに向かってデータを検証&解析されている。
これはいつも通り、問題ありません。
が、時折揺れる肩と、漏れ聴こえる低い「くくくっ」だの「...っふ」などの
声は一体なんなのでしょう。
はっきり言って不気味であまり近付きたくないんですが....
軽い逃避を行っていた僕にようやくR氏はお気付きになられたようです。
「くく....お、はよう..ございま、す...」
「.....コウチャお持ちしました」
とりあえず無難なセリフを返しカップを手渡し、僕は単刀直入に聞きました。
「で、一体どうなさったんですか?」
R氏曰く、昨日の朝に某野草の師匠に教わった山へ山菜採りに出かけたとの事。
で、美味しそうなキノコを発見し、持ち帰って晩ご飯にしたらしいんです。
....もうお判りですよね。
R氏はどうやら間違って笑いキノコを食されたようです。
無性に笑いが止まらなくて、仕方無いので資料室に篭って仕事に励んでいたそうです。
僕、こんな大人にはなりたくありません。
見ている分には飽きなくて楽しいですけど。
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