朝日が目に滲みて頭がガンガン痛い蓮群です、おはようございます。
先週の土曜日、僕のバイト先の上司の誕生日パーティーが行われました。
ウッカリ飲み過ぎた上に翌日まで大酒飲みな方々に連れ回され流石の僕も
最後の方の記憶があやふやです（笑）
誕生日から３日経って漸くパソコンを立ち上げられるまで回復しました。
では上司の誕生日で起こった楽しい出来事を少々お話させて頂こうと思います。
少し長いのでお気を付け下さい。
　

　

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「「お誕生日おめでとーーー！！そして、カンパーイ！！」」

僕はバイト先で上司の誕生日パーティーに参加していました。
冒頭、仲良し父娘のようなお２人の乾杯の音頭でパーティーは始まりました。
上司の誕生日会なんて？とお思いになるかもしれませんがウチはごく小さな
事務所で、上司は僕と同じ歳ですし、中々楽しい職場なので外部からサポートに
来て頂いている方々もお誘いし総勢８名でのパーティーとなりました。
騒ぐのが好きではない上司は渋りつつも強制参加させられました（主役ですしね）。
乾杯のグラスを渡された時は眉間に深い皺が寄っていましたが周囲の人が楽しそう
なので溜め息を吐きつつ仕事に戻る事は諦められたようです。
まぁ、パーティーの計画者は上司の彼女ですから予想はしてた事なのでしょうね。
何はともあれ大量に用意された酒と料理に舌鼓を打ちつつ楽しい時はどんどんと
過ぎ去ってゆきました。
「そうだ、お前さん何か欲しいもの無いのか？」
ふと思い立ったように声を上げたのは外部協力者のＴ氏、折角の誕生日なんだからと
上司に何かプレゼントしようと思ったらしいのです。
仕事バカ（同僚のＴ嬢命名）な上司は少し考えたのち「最新の高感度赤外線カメラ」
（推定1000万円以上）とお答えになりました。
Ｔ氏とウッカリ聞いてしまった皆さんは頬を引き攣らせました。
それはそうでしょう。誕生日にポンと渡せる物では到底ありません。
Ｔ氏も「お前なぁ．．．．．」と苦笑されてました。
「欲しいものと言われたので答えただけです」と上司は悪びれも無く返し
上司らしいと皆さんの笑いを誘いました。
飲んで笑って一通り楽しんだ僕等は日付が変わる前にお開きとしました。
しかし飲み足りない大酒飲みの方々は二次会へと雪崩れ込みました。
ちなみに上司とＴ嬢は不参加です。
きっとお２人でお誕生日のお祝いを．．．．．．されるんでしょうか？
興味はありますが僕もまだ死にたくはありませんので推察だけで諦めようと思います。
そして僕はＨ嬢をご自宅まで送り届けてから二次会の方へ参加する事となりました。
が、僕とした事が携帯を事務所に忘れてしまい、取りに戻る事となりました。
入り口の扉を開けば真っ暗な部屋が．．．．．おや？
奥の部屋から明かりが．．．．どなたかいらっしゃるようです。
そーっと中を窺えばやはりそこには上司とＴ嬢の姿が。
もしや秘め事が！？ドキドキわくわくとカメラを構えた僕。
え？なぜカメラを持ってるのか？
嫌だなぁ〜、どんな時でも用意を怠らない事、これ基本ですよ（にこ）
で、部屋の中なのですが残念な事に期待した事は何も無かったんです。
ソファーで本を読む上司（いつも通り）とその隣りに座るＴ嬢（これまたいつも通り）
テーブルにはＴ嬢が淹れたであろう紅茶のカップが２つ．．．．
僕、落胆です。上司は奥手なんでしょうか？
自分の誕生日に隣りに彼女ですよ？これで襲わないなんて男じゃありませんよね？
海外の上司の更に上司に意見を仰ぐべくお電話した方が良いのでしょうか？
真剣に悩みました。が、それは杞憂に終わりました。
カタンと小さく鳴った物音に部屋の中を返り見れば本を読む上司の方に凭れ掛かる
Ｔ嬢の姿が．．．上司はちらりと視線だけを彼女に向けたと思えば、パタンと本を
閉じられました。ビックリです。上司がそんな簡単に本を置くなんて．．．．
「●●？」小さく囁かれた上司の声に猫のように擦り寄るＴ嬢。
見つめ合う２人。Ｔ嬢の腰に回る上司の腕と上司の首に回されるＴ嬢の腕。
ダメです。これ以上はバレた時にヤバいです。
引き際は大事ですよね、と部屋を辞そうとした時、人の気配を感じました。
振り返れば、Ｔ嬢の自称パパが顎が外れそうなほどの大口を開けて立っていました。
娘のラヴシーンをまざまざと見せ付けられてしまった父親が取る行動と言えば．．．
その時の僕の行動は間違ってはいません。
ただ、その後の愚痴には辟易です。お陰で飲み会が延々と続くハメになりました。
それでも手元に残った映像を思えばプラマイゼロという所でしょうか．．．？
ふふふ。どーしましょうかねぇ．．．．．．まずは上司の上司へご報告ですよね？
然るべき方々にはその方が見せて下さるでしょうし。


　

[2回]